2009/04/15

遠い未来と近い過去

アホウドリの行き先を追いかけて
争いの渦が消えない古今東西を追いかける

見えるものしか信じることが出来ない愚かさ

人は消える
後には何も残らず 太陽の命が途絶えるその瞬間を待つ

喜怒哀楽の日々の中で 見失うものを記憶していく
だが 残念なことに記憶された全ての事柄は記録に残らないことを誰もが知っている

まだ?
いつまで?

求める答えはどこにもないが
ヒントは今朝方見た夢の中にあることを誰もが知っている

聴こえるものしか信じることが出来ない尊さ

触れることが出来る幸福
聞こえる?
計った脈拍は空に向かって飛び立ち蒼に染まっていく

あの時感じたアホウドリの鳴き声は遠い未来に
爆音は静寂に吸い込まれていき 静寂はゲップを吐き地面に穴を掘る


...多くのことを残しておきたい
...多くの出来事を語っておきたい

無意味なことなど何もないことを伝えておきたい
たったひとつの塊が ある日突然破裂することを
その爆発を吸収することを

まだ?
気がすむまで

いつまで?
思いのままに

迷いは こっそりとポケットの中に突っ込んでおくのがいいよ
蛇口が開いていたら 遠い未来と近い過去

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